カラーリンク・ジャパンの
光学技術
偏光光学技術
カラーリンク・ジャパンの光学技術の原理は、屈折率の異なる材料を光が通過、反射する際に起こる「偏光」のメカニズムを理解し、使用する材料の屈折率や光路長を操作することで光を狙い通りに制御することにあります。
これらの操作を実現し最終製品として市場投入するためには、高度な光学分野の知識や応用解析力が必要となります。
製造面においては、最適な効果を得られる材料の選定と購入調達先の選定確保に加え、複雑で繊細な加工製造技術が必要です。
カラーリンク・ジャパンの
偏光光学技術は
このような場面で
日常生活を豊かにしています。
- プロジェクターでは、高い色調再現と自然なコントラストで投影画像をより精彩に表現できます。
- 光記録デバイスでは、高密度で膨大なデータを正確に記録できます。
- 装着型映像ディスプレイ機器では、圧倒的な高画質の追求により、高い没入感とリアルなVR体験を可能にします。
さらには、今後世界的に展開が期待されるAR(拡張現実)の分野においても必要不可欠なコア技術として注目されています。
私たちの持つ高度な光学技術は、先端医療分野や、多様なモノづくりにおける設計開発分野での活用が期待されています。
4つのコア技術
当社の事業推進における原点は、光学における屈折率の違いを極め、光自体を様々に組み合わせて、操作する技術「偏光操作技術」にあります。偏光操作技術をビジネス領域において実践している企業としては、世界にも類を見ない存在と言っても過言ではありません。この技術は応用範囲も広域にわたり、私たちの身の回りに存在しているのです。デジタルカメラ、プロジェクター、顕微鏡、家庭用ゲーム機、録画再生機器等における重要なコア技術です。主な当社の技術を4つに分類して説明します。
光学設計技術
高度な光学設計技術及びノウハウを有しており、部品設計から光学エンジン設計まで幅広いニーズに対応可能です。
応用製品 RealD CE4s
応用例
- 偏光制御部品の設計
- 特殊波長板設計
- 光学設計
- メカ設計
接合技術
当社独自の溶着技術により複数の高分子フィルムの積層が可能です。本技術により光学的なロス無く複雑な位相差制御を可能にします。
また、フィルムとガラスなどの異種材料の接合ノウハウも有しています。
波長選択性偏光ローテーター
(ColorSelectⓇ)
製品例
- 波長選択性波長板 (ColorSelectⓇ)
- 特殊波長板 (可視〜近赤外〜光通信)
精密組立技術
複数の部品を高精度に配置、組立てする技術を有しています。接合時に発生する複屈折を制御しながら組立てを行います。
液晶波長可変フィルタ
(ColorSwitchⓇ)
製品例
- Lens + 波長板
- Film PBS
- 液晶セル + 特殊波長板
- 複屈折制御組立
光微細加工技術
光配向膜と液晶ポリマーを用い偏光回折素子や微細なパターンを形成する製造技術を保有しています。
液晶波長可変フィルタ
製品例
- 光配向
- パターン波長板
- 偏光回折素子