現場で起きる問題や課題解決のカギは、現場でしか見つけられないと思います。
技術部 技術グループTSUYOSHI. K
三現主義の大切さを実感
三現主義は「現場」に出向き、「現物」に直接触れ、「現実」を捉えるという意味です。
私が入社して間もなく品質保証という業務に携わっていた頃、100㎛以下の異物が製品内部に混入することで不良が多く発生し、歩留まり(生産性や効率性の優劣を量るひとつの目安)を大きく低下させることがありました。この問題の原因究明と防止策を講じるため、全ての対象製品における不良箇所を顕微鏡で詳細に観察記録をおこない、対象欠点を特徴別、属性分類グループ別に専用の分析用資料を作成しました。
次に作業エリア、作業工程、使用材料、治工具にそれぞれ付着する異物の発見採取で専用分析情報と突合させて最終的に異物混入原因を明らかにし、不良発生の削減につなげることができたのです。地道な作業の繰り返しと手間もかかり根気のいる作業の繰り返しが、原因を究明することにつながりました。つまり『現場で起きる問題や課題解決のカギは、現場でしか見つけられない。』ということを実感できたのです。
現在所属している技術部での自分の仕事への取り組み方の基本姿勢になったことはもちろんのこと、事象の成立を証する「原理」「原則」を学ぶことと、常に探求心を忘れないという自分の強みを向上させていくことにもつながったと思います。
現在、本社工場の技術部で、光学機能を維持できる製品の安定生産を支える製造工程設計と、完成製品の品質のばらつきを抑える管理パラメータ設計の両立を目指し、日々業務に取り組んでおりますが、問題トラブルなど、解決しなければならない課題は山積しております。これらの解決と達成すべきミッションの両立達成には、三現主義の継続維持にあると考えております。社会人として、技術者として力強く前進していきたいと思います。
会社は食卓を囲み食事をする仲間たちのようなもの
Company(会社)という英単語がありますが、本来はラテン語の「com:共に」と「panis:パンを食べる」との合成語にyをつけ「一緒にパンを食べる仲間達」という意味をもつ言葉といわれます。
ともに食事をする仲間、同じ行動(食事)を共にする集団という会社では、様々な(メニュー)種類の仕事を通じ、達成の喜びを味わい、成功を共に分かちあえる仲間が集うところだと思います。一緒に仕事を通じ、試練を乗り越えて達成の喜びを分かち合える仲間との出会いを私は楽しみに待っております。